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大和心

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2024/01/25

商標の変更について

悪意ある商標の出願は、詐欺行為や権利売買が目的だと考えられますが、それらは中国や韓国での話かと思っていたら、数年前から類似の事例が日本でも頻発しているようです。

商標登録の出願は国の最終的な許認可とは別のことなので先に出願されたといっても放置しておく手もあります。しかし最近の国や役人が最終的に決定していることは、理解に苦しむことばかりでまったく信用できません。

わが社の「大和(やまと)(ごころ)」も会社設立準備室のときから、設立直後に早々とパクられていて、既に「大和心」の名称は商標登録されてしまっているのです。株式会社大和心の社名は東京都港区にはわが社のみという事実が法的に認められているため問題はありませんが、「大和心」の商標では商品は売れなくなるということです。仕方がないので商標登録をやり直すことにしました。

「かぜとゆき」という商標登録に決定しました。本当は「寒梅」とか「風雪」という商標にしたかったのですが、既にどちらも登録されているため、これにしました。

私の母校である同志社の創立者、新島襄先生のことばから着想を得ました。

真理似寒梅 敢侵風雪開(真理は寒梅の(ごと)し、敢えて風雪を(おか)して開く)というものです。また先生は別の機会にこうもおっしゃっています。「庭先の一本の梅の木、寒梅とでも呼ぼうか。風に耐え、雪を忍び、笑っているかの様に、平然と咲いている。別に、争って、無理に一番咲きを競って努力したものでもなく、自然にあらゆる花のさきがけとなったのである。まことに謙虚な姿で、人間もこうありたいものだ」と。

写真は、同志社が構内に新施設を創建する際に、大谷(おおや)総長の依頼で私が1億円を寄付をした際、記念にいただいた貴重な新島先生の扇子と、先生が米国に密航されたときの帆船ワイルド・ローヴァー号の模型です。私が実業家として大切にしている、先生の別の貴重なことばがありますので、これも紹介しておきましょう。新島襄先生は米国から帰国後、京都で同志社大学の前身である同志社英学校を創立されましたが、集まった生徒はたったの8人でした。最初から大変な苦労をされ、その後も地を這うような苦労の連続でした。

その経験も踏まえて次のように仰っています。「男子たるものは、1度戦って負けてもやめてはならない。2度目、3度目の戦いのあとでもやめてはならない。刀折れ矢尽きてもなおやめてはならない。骨が砕け最後の血の一滴まで流して、初めてやめるのだ」と。大和心は世間の風に耐え雪を忍んで最後の最後まで戦います。

今後とも株式会社大和心と新しい商標「かぜとゆき」をよろしくお願いいたします。

 

株式会社大和心 代表取締役会長兼社長 𠮷田嘉明

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